| ２０２０年６月１日（月） |
| 今月の特選句/入選句 |
| ■特選句 |
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| ・霾や先の見えないカレンダー |
代永 啓子 |
| ・近寄れば咎人となる春の距離 |
大江かずこ |
| ・暮れなづむ四月の空の大欅 |
朝倉 礼子 |
| ■入選句 |
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| ・囀や歩幅小さくなるばかり |
春畑 陛 |
| ・新聞の古里届く山の独活 |
原 とく江 |
| ・一日だけ仏徒となりて甘茶受く |
米山あつ子 |
| ・はからずも長くなりたる春休み |
土生 依子 |
| ・春愁ひ晴耕雨読で過ごす日々 |
井上 春枝 |
| ・しばらくは籠り字面を読む暮春 |
大谷似智子 |
| ・コロナ界見えず人間界は決算期 |
屋上 安弘 |
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| 蒼梧庵句碑 |
| （表面）木瓜咲いて樹々の残雨も珠とこそ 蒼梧 |
| （表面）林間にあきのわかれののだてかな 黒耀 |
| （裏面）反故といへど遺墨土用の風が吹く 厚子 |
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